板橋第一中学校は昭和22年に開校し、創立73年目を迎える伝統ある中学校です。平成29年11月18日には70周年記念式典を行いました。
　親子2代にわたる卒業生も多く、地域との関係も非常に深い学校です。地域・保護者・PTAのOBなど多くの方々に支えていただいています。学校開放協力会、オヤジ会の組織もあり、平成23年度から板橋区教育委員会で指定している学校支援地域本部に一番に名乗りを上げ、「地域が支える板橋の学校」を体現しています。これらの組織の皆様に、教育活動の充実や生徒の健全育成のために日々、ご尽力いただいています。

　学校は、板橋区役所や板橋文化会館など、区の施設が集まっている地域にあります。また、遊座大山商店街、大山ハッピーロード商店街など商業施設も近くにあります。このような地の利を生かして、文化祭は毎年、文化会館大ホールで行っています。また職場体験でも商店街の協力を得て実施しています。

　素直な生徒が多く、伝統となっている運動会や文化祭（クラス合唱、部活・教科等舞台発表）では、生徒が自主的に準備や進行に当たり、行事に件名に取り組む姿が見られます。そして普段の授業では、数学と英語で習熟度別少人数指導、社会ではティーム・ティーチング指導を行っています。また教育相談の場として「なんでも相談ウィーク」を設定し、個を大切にしながら、集団で協力することや我慢することの大切さを日常の学校生活の中で指導しています。
　学校の特色としては、創立40周年の記念の年に作詞・作曲された「仲間たちと」という曲を式の時に校歌とともに必ず歌っていることが挙げられます。また、運動部の活動はとても盛んで、毎年、板橋区の中学校連合陸上大会では優秀校として表彰されています。さらに夏休みの「一中夏祭り」は生徒会役員が企画し、地域の方々とともに楽しみます。
　平成19年には特別支援学級を設置し、今年で11年目に入ります。特別支援教育の充実もますます求められている中、学級が設置されていることを生かして日々の教育に励んでいます。

　研究校の実績としては、平成21年に「日本の伝統文化・文化理解教育モデル事業」研究発表会、平成25年に「学校支援地域本部・地域と協同した防災教育」研究発表会、平成26年～28年まで文部科学省「土曜授業推進事業」の実践校として研究を進めました。